笑いと理論でお笑いの裏側を楽しませてくれる
ショーハショーテン!は、「ヒカルの碁」「デスノート」「バクマン」の作者 小畑健が作画、「六人の嘘つきな大学生」「俺ではない炎上」の著者である小説家の浅倉秋成先生が原作という最強作家タッグによって描かれた漫才・コントといったお笑いを題材にしたまんが。
主人公である二人の高校生がコンビを組みお笑いの頂点を目指すストーリーで、作中ではお笑いを理論的に解説。ゲラゲラ笑える、というより、お笑いの裏側が垣間見えるような作品です。
浅倉秋成先生ですが、実は小説家になる前はお笑い芸人でした!一話一話の間に芸人時代の思い出なども書かれている点も注目です。
現在連載中で2023年7月4日に、単行本5巻が発売された話題の作品!これから絶対世に広がるので乗り遅れる前にチェック!
ショーハショーテン!のあらすじ
天才的なお笑いのセンスをもつが、あがり症で人前に立つのが苦手な四十万畦道(しじま あぜみち)と、元天才子役でお笑いのネタは作れないが表現力は抜群の東方太陽(ひがしかた たいよう)。それぞれ強みと弱みをもつ二人がコンビを組み文化祭、学生お笑いコンテスト、果てはお笑いの頂点である日本の2大お笑い賞レースへと羽ばたく!
・四十万畦道は昔、引っ越して会えなくなってしまった女の子の友達から、最後に面白い話でもしてよという言葉に答えられなかった後悔をきっかけにお笑いにのめり込みます。そしてラジオやテレビの大喜利投稿で数多く採用されるほどの天才大喜利ネタ職人となり知る人ぞ知る存在に。
このことは家でも学校でも秘密だったが、ある日、同級生の東方太陽に知られてしまい文化祭のお笑いコンテストにコンビを組んで一緒に出てほしいと誘われる。こうしてネタ作りには自信があったがあがり症の畦道と、ネタは書けないが元天才子役で表現力はピカイチな太陽はコンビとなり、お笑いの頂点を目指す道のりが始まる―――。
こんな方にオススメ!
■お笑いが好きな方はもちろんですが、人を笑わすことと真剣に向き合い、全力でぶつけてくる笑いに感動させられるシーンもあり、笑いだけでは無い点もポイント。
■バクマンを読破した方。話の流れはさながらバクマンのお笑い版。このまんがを読んでゲラゲラ笑う、というよりストーリー構成や理論的な話の納得感が好きな方にはオススメです。
■面白いキャラクター、個性的なキャラクターが多く出るまんがが好きな人におすすめ!主人公の四十万畦道、東方太陽のコンビ「天頂片道切符」の他に「シュプレヒコール」「きらめき製菓」「ぶるーたす」「柴犬世界一周」「ライジン」「ガラスの靴が割れた」とコンビ名だけでも、どんなキャラクターが?どんなボケ・ツッコミ?とワクワクしませんか?
気になるポイント!
■高校1年生の畦道はお笑いのことなど一切家族には話さず、打ち明ける予定すらありませんでした。そして真面目に勉強し東大へ進む進路を考えていたし、家族もそう思っていた―――。
そんな中、太陽と出会い、お笑いの道に進みたいと決心した畦道ですが、もちろん家族は反対。だされた条件は、畦道の両親と兄妹を笑わせること。畦道ですら3人が爆笑している姿を一度もみたことがない。
そしていざ、畦道&太陽VS四万十川家族の勝負の際、四万十川父、妹は笑わないために、妹は暗い気持ちになる「陰うつな小説」を読み込み、父は去年死んだ犬のラルフ遺影を抱えているという、完全アウェーな状況。そんな劣勢の中、畦道と太陽はどんな手を使って、3人を笑わせるのか―――。
■お笑い賞レースの世界において、ネタを披露する順番や、どのコンビの前後に披露するかはとても重要なこと。それがわかっているのに絶望的なクジを引いてしまった状況を、どう打開するのか
■あ、終わった。。。畦道が完全にネタを飛ばした。そんな状況でも焦りをみせず笑いを取りにいくべき二人が取った行動とは―――。
作品名 | ショーハショーテン! |
読み | ショーハショーテン |
原作・原案など | 浅倉秋成 |
作画 | 小畑健 |
出版社 | 集英社 |
掲載誌 | ジャンプスクエア |
巻数 | 既刊5巻(2023年7月現在) |
アニメ化 | なし(2023年7月現在) |
映画化 | なし(2023年7月現在) |